近年、年賀状をやめる人が多いといわれています。
一昔前は年賀状を出すのは年末年始の行事の一つでした(私も学生時代は年末年始は郵便のアルバイトをしていたこともあります)。
しかし、メールやLINEなど手軽な連絡手段が発達した現在では利用する人が減るのは当然に思えるかもしれませんが、何かやめるきっかけがあるのでしょうか?
今回は「年賀状やめる人多いって本当?きっかけは?メリット・デメリットと周囲の反応」などについて解説します。
年賀状をやめるきっかけは?
年末年始の暮れの忙しい時期に用意しなくてはいけない年賀状作りは
「面倒だな」と感じる方も多いと思います。
しかし、「出さないと失礼かな」・「急に辞めたら気を悪くするかな」などと考えてしまいなかなかやめられません。
そこから一歩踏み出して「年賀状辞めます!」と決めた人には、やはり何かきっかけがあるはずです。
調べてみたところ、年賀状をやめられた方には次のようなきっかけがありました。
② 定年退職を機に年賀状をやめることにした
③ 還暦・喜寿・古希など人生の節目に年賀状をやめることにした
④ 普段からSNSで連絡をとっているので、年賀状の必要性を感じなくなった
⑤ 会社の方針で、経費節約のためメールでの挨拶に変更することになった
⑥ 会社の方針で、資源保護の観点から紙媒体の連絡はやめることになった
⑦ 家族で話し合った結果、年賀状は出さないと決めた
高齢になり、体力的に年賀状を作成するのが難しくなったケースが多いようです。
誰かに代筆してもらうのも心苦しいですし、一枚二枚ならともかく数十枚年賀状を準備するとなると確かに大変ですもんね。
退職や節目の年をきっかけにやめられる方は今まで付き合いで続けられてたのかもしれませんね。
前々からいつやめようかと考えていて、退職や節目の年がちょうどよいタイミングだったということでしょう。
現代ではLINEやメールなどで普段から連絡を取り合っている方も多いので、そういう人にとっては
わざわざ紙のはがきに年賀状を書いて日にちをかけて送ることは煩わしく感じますよね。
メールやSNSなら元旦でも挨拶出来ますしすぐに返事が返ってきます(^^)
「会社の方針で・・」というのもよくあるパターンですよね。
こうしてみると、なるほどなあと納得することばかりですね。
年賀状をやめるメリットは?
思い切って年賀状を辞めるとしたら、どんなメリットがあるのでしょうか。
年賀状をやめたさいのメリットをご紹介します。
やめるメリット①年賀状作成の費用がおさえられる
年賀状を作成するには費用が掛かります。
印刷屋に出すのであれば
・人数分のハガキ代(1枚63円×人数)
・印刷代(枚数やデザインによって金額が変わります)
自分で印刷するのであれば
・人数分のハガキ代(1枚63円×人数)
・プリンターのインク代(プリンターが無い場合はプリンター代も)
・他に、年賀状のデザイン集を買うお金が必要な人もいます。
年賀状をやめれば、これらのお金が必要なくなります。
ハガキ代だけ考えても
30枚なら1890円、50枚なら3150円、100枚だと6300円、200枚だと12600円にもなります。
これは大きいですね!
インク代もばかになりません。
純正で5色セットだと6000円前後、6色セットだと7~8000円ぐらいします。
やめるメリット②作成の手間が省ける
年末の大掃除や挨拶まわりで忙しい年末年始に、年賀状を作成し送る準備をするのは大変です。
年賀状を辞めるとその分の時間に余裕ができます。
「年始に間に合うよう年賀状をつくらなければならない」という義務感から解放されて、精神的にも楽になります(^^)
やめるメリット③もらった年賀状の整理や保管の手間が省ける
もらった年賀状をすぐに捨てる人はいませんよね。
大切に保管しますが長年保管してるとけっこうな量になりますし、どこにしまったか忘れて必要な時に探し回ったりするケースもあります笑
年賀状をやめると保管する枚数もだんだん少なくなり、保管場所に困ることもなくなります。
やめるメリット④LINEやメールの方が返信率高い
LINEやメールはすぐに連絡がつくのが良いところです。
何日も前にポストに入れて元旦に手に届いて初めてみてもらう年賀状より、リアルタイムで年始の挨拶ができます。
そして、相手もそのまま気軽に返信することが出来ます。
年賀状だとはがきを買いに行って書かなければならないし、ポストに入れても届くのは数日後です。
何と書こうかと迷っているうちに日にちが過ぎて「まあ、いいか」と出し忘れることもしばしば。
日頃使い慣れているLINEやメールのほうが、親しみのある言葉で返事がもらえたりしやすいですよね。
年賀状をやめるデメリット
逆に、年賀状をやめることによるデメリットもあります。
やめるデメリット①年賀状がもらえなくなる
普段はなかなか会わない人でも子供の成長や本人の状況を年賀状で知ることができましたが、LINEやメールだとこれは難しいですよね。
たまに送るくらいなら問題ありませんが、子供の成長や本人の状況を定期的にLINE・メールで送るのは心理的にハードルが高いと思います(連絡が手軽な反面、鬱陶しく感じます)。
手間がかかる分、年賀状だと特別感があります。
特別なやりとりで続いていた人間関係だと年賀状をやめた途端、終わっちゃいますよね。
やめるデメリット②引っ越しや訃報の情報がわからない
年賀状が来ないとなると、当然喪中欠礼のはがきも来ません。
普段年賀状のでみやり取りしていた人が引っ越したりすると住所がわからなくなりますし、相手が連絡し忘れていたら連絡のとりようがありません。
周囲の反応は?
年賀状を辞めるにあたって一番気になるのが、周囲の反応です。人間関係がうまくいかなくなったりするのでしょうか?
一足先に年賀状を辞めた人の状況を調べてみますと、年賀状をやめるときに、相手の反応は人それぞれ違っていました。
まとめ
年賀状をやめるきっかけは
①高齢で年賀状が書けなくなったこと
②定年退職をきっかけに辞めた
③還暦、古希など人生の節目を気にやめた
④SNSの普及で必要性をかんじなくなった
⑤会社の方針で、経費節減のためメールに切り替えた
⑥会社の方針で、紙媒体の挨拶状を辞めた
⑦家族で話し合って出さないことに決めた
などがありました。
年賀状を辞めるメリットは
①年賀状の費用が抑えられる
②印刷の手間がはぶける
③もらった年賀状の整理・管理の手間が省ける
④LINEやメールの挨拶のほうが、年賀状より返事がよくもらえる
年賀状を辞めるデメリットは
①紙の年賀状がもらえなくなる
②転居や訃報の連絡がこなくなる。
デメリットもあるものの、やはり年賀状を辞めるメリットがそれ以上に大きいです。
気になる周囲の反応は、年賀状を辞めると書かれていることに戸惑いながらも、年賀状を辞めざるを得なかった事情等も考慮して、これまでと変わらぬお付き合いをしているようです。
やはり、年賀状を辞めることになった理由やきっかけを、挨拶状なり、LINEで知らせるなりしておくことが、円満な人間関係を保ちつつ年賀状を辞めるポイントになっていると思います。
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